配布用PDFから抜粋したものです.
開催趣旨
東日本大震災への対応は発生後数ヶ月を経てなお続いていますが,その内容は短期的なものから中長期的なものにシフトしてきています.
この度の東日本大震災への対応について,ネットワークの研究者や運用者・技術者がその知恵と技術によって「何ができて何ができなかったのか」また「これから何をするべきなのか」を中長期的視野をもって議論する場が必要だと考えます.
これは今回のことに限らず,普段からどんな災害や不具合を想定しどのようにネットワークや計算機システムを運用するべきなのかを考えることにつながります.
例えば,時間や場所に拘らずネットワークを活用した業務遂行形態が危機発生時の事業継続のためにどの程度役に立つのかを検証したり,災害復旧過程でも継続運用可能なシステムという視点でサーバルームの省電力化手法を検討することも興味深い話題でしょう.
他にも,地域や世代の差を越えて情報を共有する手法やデジタルデバイドを解消する手法など,様々なものを危機管理という視点から再検討することが求められています.
本シンポジウムでは,東日本大震災とその後の対応によって得られた数々の実践例や運用経験をひとつの出発点として,ネットワークや計算機システムの運用技術や関連する諸問題を危機管理という視点で見つめ直し,インターネットが真にディペンダブルな社会基盤となることに寄与することを目指します.
論文募集分野
本シンポジウムの対象分野は以下のように予定していますので,応募時の参考としてください.
なお,必ずしもこれに限定されるものではありません.
また,学術的な研究論文に限らず,事例報告や問題提起などの論文も歓迎します.
- 信頼性の高いネットワークサービスと計算機システムの構築運用技術
- 高い事業継続性を実現する運用管理方針および手順の設計構築手法
- クラウドコンピューティングを支える仮想化システムの運用管理技術
- P2P,GRID,ファイル共有など資源共有手法の運用管理技術
- トラフィック解析, 負荷分散技術, IX運用技術
- 新しい計算機システムの構築運用技術
投稿方法
事務処理簡素化のため,電子的な投稿のみ受け付けます.
論文(シングルスペース,2カラム,A4判用紙8ページ以内)をPDF形式で作成し,投稿用ページにて発表申込みおよび論文投稿をお願いします.
なお,原稿の様式は通常の研究報告の様式とは異なります.詳細については以下のページをご参照ください.
スケジュール
- 論文募集終了: 平成23年8月31日(水) →9月14日(水)(延長しました)
- 採否通知: 平成23年9月30日(金) →10月10日(月)
- 最終原稿(カメラレディ)受付終了: 平成23年10月28日(金) →11月08日(水)
表彰
本シンポジウムでは,優秀な発表に対する表彰制度を設けております.詳細はシンポジウムホームページでご案内いたします.
照会先
論文投稿に関する照会先
E-mail: iots2011[アットマーク]ml.iot.ipsj.or.jp
その他に関する照会先
(社)情報処理学会 シンポジウム係
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台 1-5 化学会館 4F
E-mail: sig[アットマーク]ipsj.or.jp PHONE: 03-3518-8372 FAX: 03-3518-8375
参加費(論文集代込み)
- 正会員: 10,000円
- 研究会登録会員: 7,000円
- 学生会員: 無料
- 非会員: 15,000円
- 学生非会員: 2,000円