第6回 分散システム/インターネット運用技術シンポジウム
インターネットに代表されるコンピュータネットワークを核とした分散システムの重要性はますます高まっており、ネットワーク及び分散システムの運用に対する新たな要求や、解決すべき課題は、多岐にわたっている。その一方で、新しい技術を用いた、より高度で高機能な分散システムに進化することも求められています。LAN/Intranet 環境では、高度で多様な利用形態に柔軟に対応できるネットワーク及び計算機システムの構築および運用や、安全・安定なシステムを設計・構築し効率的に運用する技術の確立が求められています。広域環境では、様々な新しい伝送技術を用いたネットワークを設計・運用する技術、電子商取引を安全・円滑に実現するための技術が求められています。さらに、次世代通信プロトコルによるネットワーク構築・運用技術の確立も急務である。また、小中高校のインターネット接続の本格化に伴う運用技術の確立と普及も大きな課題です。
このような背景のもとで、分散システム/インターネット運用技術研究会では、下記要領にてシンポジウムを開催し、分散システム及びインターネットの運用技術を中心に発表・討論を行います。多数の方のご参加を期待しております。
日程 平成14年1月31日(木)・2月1日(金)
会場 日本電信電話株式会社 武蔵野研究開発センタ
主催 情報処理学会 分散システム運用技術研究会
プログラム
1月31日 09:00〜09:30 受付 09:30〜09:40 オープニング 09:40〜10:40 特別講演1 (1) 09:40〜10:40 インターネットと危機管理〜通信総合研究所におけるサイバーテロ関連研究の現状と今後〜 大野浩之 (通信総合研究所) 10:50〜12:20 一般講演1 (2) 10:50〜11:20 共通データ解析システムの導入と運用 八代茂夫、佐々木節、川端節彌(KEK)、伊藤義彦(IBM) (3) 11:20〜11:50 APAN東京XPの運用について 北辻佳憲、屏雄一郎、窪田歩(KDDI 研究所)、小林克志、北村泰一(通総研)、 加藤朗(南加大)、小西和憲(KDDI 研究所) (4) 11:50〜12:20 負荷分散装置を用いたFireWallの二重化の実現とトランスペアレントプロキシの導入及びバックボーン回線負荷分散の実現 杉浦徳宏、山守一徳(三重大) 13:20〜14:20 特別講演2 (5) 13:20〜14:20 ISDN時計同期を用いた分散型映像スイッチング方式 福田晴元(NTT情報流通プラットフォーム研究所) 14:30〜16:00 一般講演2 (6) 14:30〜15:00 汎用ロードバランサによるスケーラビリティを有する遠隔教育システムの構築 丹康雄(北陸先端大)、廣瀬正之(東京エレクトロン)、 敷田幹文、井口寧、松澤照男(北陸先端大)、熊谷義隆(東京エレクトロン) (7) 15:00〜15:30 マルチホームネットワークにおけるUDP通信の透過的トラヒック分散 山井成良、久保武志、岡山聖彦、宮下卓也(岡山大) (8) 15:30〜16:00 P2Pモデルを用いたエンドノード間トラフィック測定 豊野剛(慶応大) 16:20〜17:50 一般講演3 (9) 16:20〜16:50 全ノードが移動する環境における対向ノード位置追跡方式 土井裕介(東芝) (10) 16:50〜17:20 高可用性システム統合監視機構の提案 敷田幹文 、井口寧 、藤枝和宏、松澤 照男(北陸先端大) (11) 17:20〜17:50 QoSネットワークの包括的管理に関する研究 小畠元、小川晃通(慶応大)、杉浦一徳(通総研) 18:00〜 懇親会 2月1日 09:00〜10:30 一般講演4 (12) 09:00〜09:30 複数OS利用のためのユーザアカウントデータベース統合 倉前宏行、島野顕継、木村彰徳、松本政秀(大工大)、 古野良樹(シンフォニーインターナショナル)、亀島鉱二(大工大) (13) 09:30〜10:00 5年間運用できるシステム作り 丸山伸、北村俊明、藤井康雄、中村 順一(京大) (14) 10:00〜10:30 キャンパスポータルによる教育研究用情報基盤の高度化 梶田将司、後藤明史(名大) 10:40〜11:40 特別講演3 (15) 10:40〜11:40 Storage Network の展望 岩見直子(日立製作所) 12:40〜14:10 一般講演4 (16) 12:40〜13:10 輻輳予測に基づくボトルネックノード検知機構と高精度フロー制御手法の提案 長田智和(琉球大)、宮里智樹(東京工科大)、谷口祐治、玉城史朗 (琉球大) (14) 13:10〜13:40 ユビキタスネットワーク環境に適応する携帯マイクロサーバ システムの研究開発 山田竜也、嶋田雄二郎、島津伸行、倉富修、岡光秋、栄光宏、岡本利夫、尾崎哲、神田充(東芝) (15) 13:40〜14:10 IPv4無線LANホットスポットへのIPv6リーチャビリティ提供技術の開発 青島史郎、藤崎智宏、三上博英(NTT) 14:30〜17:00 パネルディスカッション (16) 14:30〜17:00 多様化するワイヤレスインターネットサービス コーディネータ:小林克志(通総研) 岩井秀司(NTTコミュニケーションズ経営企画部) 太田昌孝(モバイルインターネットサービス(株)、東京工業大学大学院情報理工学研究科) 近義起(DDIポケット株式会社技術企画部) 定額制、広帯域化によって大きな展開をみせるワイヤレスインターネット接続サービスについて インフラ提供側の立場から、上記メンバーの各社からサービスの概要ならびに展開について解説、議論する。 17:00〜17:10 クロージング