リスクコミュニケーションが将来の災害の脅威に備えて行う専門家や住民等当事者間の意思疎通であるのに対し、発災直後から必要な当事者間の意思疎通を災害コミュニケーションと呼びます。本シンポジウムは2011年12月開催を第1回とし、今年度で11回目となります。今年度も、昨年度と同様に3 研究会(SPT、IOT、IS)および京都大学防災研究所の共催と、グループウェアとネットワークサービス(GN)研究会協賛で実施します。
今年は、Sahana財団の Nuwan Waidyanatha 氏を基調講演者としてお迎えし、今の Sahana の状況等をお話しいただきます。また、以前ご講演いただいた関西学院大学の吉野太郎先生に、再び、東日本大震災における Sahana 利用についてご講演いただき、Sahana の before/after について探ります。その他にも興味深いご講演を計画しております。
テーマ
- 国際会議ISCRAM2021等防災関連の発表論文について学生などによる調査報告
- 災害コミュニケーションに関する具体的な対応事例報告
主催
情報処理学会セキュリティ心理学とトラスト(SPT)研究会、情報処理学会インターネットと運用技術(IOT)研究会、情報処理学会情報システムと社会環境(IS)研究会
共催
京都大学防災研究所
協賛
情報処理学会グループウェアとネットワークサービス(GN)研究会
日程
2021年12月24日(金) 09:50 – 17:50 (時刻は変更する場合があります)
会場
オンライン開催
プログラム
09:50 – 10:00 | 開場/開会の辞 |
10:00 – 11:30 | ISCRAM勉強会 |
1) A Qualitative Risk Identification Framework for Cyber-Physical-Social Systems 五郎丸 秀樹 (千葉工業大学) 2) Identifying Information Requirements for Improving the Common Operational Picture in Multi-Agency Operations 爰川 知宏 (東京国際工科専門職大学) 3) GIS Based Emergency Management Framework for Large-scale Events: A Case Study of the Torch Relay Activity 川村 崇也 (滋賀大学) 4) Towards Using Remote Sensing and Social Media Data for Flood Mapping 内田 理 (東海大学) 5) COVID-19 Named Resources on Facebook, Twitter, and Reddit 宇津 圭祐 (東海大学) 6) Augmenting Google Sheets to Improvise Community COVID-19 Mask Distribution 木津谷 諒 (岩手県立大学) 7) Communications and Technology Challenges to Situational Awareness: Insights from the CR16 Exercise 村山 優子 (津田塾大学) | |
11:30 – 12:00 | IFIPWG5.15 関連報告および ITDRR2021 報告 村山 優子 (津田塾大学) 佐々木 淳 (岩手県立大学) |
12:00 – 13:00 | 休憩 |
13:00 – 14:00 | <基調講演 1>英語によるご講演 ITU-T X.1303 Standardized Sahana Alerting Broker: Connecting First-Mile Communities Nuwan Waidyanatha (Sahana Foundation) |
14:00 – 14:50 | <基調講演 2> 東日本大震災時のSAHANAの導入と運用 -避難所への物資配送における利用例から- 吉野 太郎 (関西学院大学) |
14:50 – 15:00 | 休憩 |
15:00 – 15:50 | <基調講演 3> 防災チャットボットSOCDA -情報発信と情報収集の融合による防災DXの実現- 萩行 正嗣 (株式会社ウェザーニューズ) |
15:50 – 16:40 | <基調講演 4> 災害対応とDX:課題とアプローチ 畑山 満則 (京都大学 防災研究所) |
16:40 – 17:40 | パネルディスカッション |
17:40 – 17:50 | 閉会の辞 |
ISCRAM勉強会発表者募集
午前中の部で、ISCRAM2021 等の災害情報処理関連の論文を読んで内容の紹介を発表して頂ける方を募集しております。
ISCRAM2021 の論文:http://idl.iscram.org/
希望担当論文を選び、スライド3~5 枚程度(表紙などを除く)にまとめてください。
発表申込みは、下記の様式でお願いいたします。発表者は参加費無料です。
--------------ISCRAM 勉強会発表申込み様式(ここから)------------------- 宛先:murayama【アットマーク】tsuda.ac.jp(【アットマーク】を@に変更してお送りください) メールの件名:ISCRAM2021等関連研究発表申込 氏名: 所属: メールアドレス: 担当希望の論文の会議名: 例:ISCRAM2021 担当希望の論文のタイトル名: 担当希望の論文の著者名: ---------------ISCRAM 勉強会発表申込み様式-------------------
参加費
情報処理学会正会員 | 5000円(共催団体所属の方は正会員として扱います) |
IOT, IS, SPT 各研究会登録会員 | 4000円 |
学生 (社会人学生を除く) | 無料 |
情報処理学会非会員 | 6000円 |
参加登録
事前登録および支払い手続きは情報処理学会の「マイページ」から行います。
非会員の方も、マイページの開設が必要になります。
情報処理学会「マイページ」
利用方法: https://www.ipsj.or.jp/member/mypage_index.html
ログイン: https://www.ipsj.or.jp/mypage2.html
申込方法の詳細については、
イベントへ参加申込される方へ
https://www.ipsj.or.jp/member/event_moshikomi.html
をご覧ください。
情報処理学会「マイページ」へログイン後、「会員メニュー」の「イベント一 覧・申込」から、「災害コミュニケーションシンポジウム」を選択してお申し 込みください。申込締切は12月23日(木)となります。参加費の支払いはマイペー ジからの手続きとなります。
参加登録していただきますと、12月24日のZoom URL、が通知されます。Zoom へ接続する際には、登録必須となります。
問合せ先
dcs-info【アットマーク】mail.iot.ipsj.or.jp