2022 年度 第 2 回 (IOT 通算第 58 回) 研究会開催報告

2022/7/12 (火)~13(水) の日程でハイブリッド方式で開催された IOT58 研究会の開催報告および論文募集、今後のイベント予定などを以下にまとめてお知らせします。

今回の研究会は JANOG50 Meeting (以下、JANOG50) との共催となりました。JANOG50 はインターネットマルチフィード株式会社 (以下、MF) がホストを担当しました。MF の外山さんには昨年の FIT 2021 におけるトップカンファレンスセッションにご登壇いただいた縁もありましたので、JANOG50 を IOT 研究会としても盛り上げるべく、共催を依頼しました。結果、IOT 研究会には 145 名 (うち、JANOG 登録者 51 名) が参加し、うち、45 名 (うち、JANOG登録者6名) が現地で参加して下さいました。さらに、JANOG50 にも IOT 研究会から数名の方々が初参加することとなり、今後もより深い連携ができるように検討したいと考えています。

発表件数は招待講演を含む 17 件で、うち半数以上の 8 件が学生発表となり、若い力みなぎる研究会となりました。 なお、優秀学生賞として以下の 1 件、学生奨励賞として以下の 7 件が表彰されました。

IOT58 優秀学生賞

IOT58 学生奨励賞

また、相原玲二氏の基調講演につきましては、広島大学におけるキャンパスネットワーク運用について、ご自身の長年の経験を踏まえながら、今後のキャンパスネットワーク運用技術に関する示唆に富んだお話しをいただきました。ネットワーク運用技術に関わる参加者にとって、今後の運用の在り方を深く考えさせるものとなりました。今までなかなか知る機会のなかった、IOT 研究会の創設時から今日に至るまでの歴史をお話しいただきましたことは、参加者にとって貴重な知識を得る大切な機会となりました。

最後になりますが、今回の研究会は、応募者多数により、当初の予定しておりました 1 日会期を急遽 2 日間に延長致しました。発表者の皆様におかれましても、急な会期延長にご対応いただき誠に感謝申し上げます。また、PC を担当された堀真寿美さん (大阪教育大学, CCC-TIES) 、LAを担当された松原克弥さん (公立はこだて未来大学) には、多大なご協力をいただきました。この場を借りて心から御礼を申し上げます。また、オンライン及び現地参加し、発表、議論、聴講して下さった皆様に心から謝意を表します。

今後の研究会・シンポジウム(IOT関連)

2022年度第3回(IOT通算第59回)研究会

  • 日程: 2022/9/13 (水)~14 (木)
  • 後述の FIT2022 内で開催予定

インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS2022)

  • 日程: 2022/12/15(木)~16(金)
  • 場所: 百周年中村記念館(九州工業大学戸畑キャンパス)+オンライン(予定)

災害コミュニケーションシンポジウム (DCS 2022)

  • 日程: 2022/12/26(月)@オンライン

2022 年度第 4 回 (IOT 通算第 60 回) 研究会

  • 日程: 2023/3/15(水)~17(金)あたり

論文募集

論文誌トランザクション デジタルプラクティス 54 号「IT と教育」

  • 〆切: 2022/8/8 (月)
  • 掲載特集号: 2023年4月号 (Vol. 4, No. 2)

論文誌トランザクション デジタルプラクティス 55 号「本格的な DX を支えるインターネットと運用技術」

  • 〆切: 2022/11/7 (月)
  • 掲載特集号: 2023年7月号 (Vol. 4, No. 3)

今後の研究会関連イベント(IPSJ 関連)

第 21 回情報科学技術フォーラム (FIT2022)

  • 日時: 2022/9/13(火)~15(金)
  • 場所: 慶應義塾大学矢上キャンパス(神奈川県横浜市港北区日吉3丁目14-1)
  • 聴講参加 Early bird: 2022/8/14 (日) まで。

推薦論文制度のお知らせ

研究会やシンポジウムで発表された優秀な論文の論文誌への投稿を促す制度で、6ページ以上の論文10件に対して1件以内の論文が次年度5月頃に推薦されます。

著者のメリット

  • 推薦論文であると明記される。
  • 推薦文が掲載される。
  • 採択率が高い。
  • 推薦理由および論文化へのアドバイスがもらえる。
    • アドバイスであり採録条件ではありません。
    • 査読は通常と同様に行われ、必ずしも採録されるとは限りません。