2022/3/7 (Mon.) 〜 8 (Tue.) の日程でハイブリッドで開催された IOT56 研究会 (電子情報通信学会インターネット アーキテクチャ研究会 (IA)、電子情報通信学会技術と社会・倫理研究会 (SITE) との連催、情報処理学会オープンサイエンスと研究データマネジメント (RDM) 研究グループとの合同開催、京都大学 学術情報メディアセンターとの共催) の開催報告および論文募集、今後のイベント予定などを以下にまとめてお知らせします。
IOT56 開催報告
今回の研究会は、京都大学 学術情報メディアセンターにて、IOTとしてはIOTS2019ならびにDCS2019以来実に約2年振りとなる現地開催となりました。また、2022 年 1 月からの COVID-19 の第6波、および、それに伴うまん延防止等重点措置の発令・延長に伴い、 オンラインでも併催し、ハイブリッド開催となりました。
会期は当初の予定通り 2 日間、研究発表が 48 件、招待講演が 1 件、SITEシンポジウム招待講演5件、SITEシンポジウムパネルディスカッション2件でプログラムが構成され、熱心な議論が行われました。
研究会終了後には、優秀学生賞として以下の 2 件が表彰されました。
- 土手 貴裕 (広島市立大学) 「マイクロサービスにおけるコンポーネント間の依存関係に着目した障害原因箇所特定手法の提案」
- 林 友佳 (公立はこだて未来大学) 「マイクロサービス型システムの監視におけるダッシュボードUI設計に起因する状況認識への影響」
また、学生奨励賞として以下の 3 件が表彰されました。
- 陳 修遠 (東京農工大学)「IMAPエージェントによる重要メール緊急通知システム」
- 新田 耕大 (福山大学)「UEFIモジュールを悪用したマルウェアの分析」
- 森川 太斗 (公立はこだて未来大学)「IoTデバイス群を対象としたP2P型ネットワークブート機構の検討」
2年以上に渡るコロナ禍により、各研究会に参加してからオンライン開催しか経験していなかった学生の方もいらっしゃり、今回が初の現地での対面による発表となったこともあった様です。
今回の研究会には 、現地参加 (60名) とオンライン参加 (119名) を合わせて179 名 (IA: 53名、IOT: 84名、SITE: 22名、RDM: 14名、共催団体: 1名、不明: 5名) の方々がご参加下さいました。
最後になりますが、PC を担当された大森 幹之 さん(鳥取大学/IOT)、山本 寛 さん (立命館大学/IA)、吉永 敦征 さん (山口県立大学/SITE)、藤原 一毅 さん (国立情報学研究所/RDM)、LAを担当された中村 素典 さん、森村 吉貴 さん(京都大学/IOT)、 小谷 大祐 さん (京都大学/IA) には、多大なご協力をいただきました。この場を借りて心から御礼を申し上げます。また、オンライン及び現地参加し、発表、議論、聴講して下さった皆様に心から謝意を表します。
今後の研究会・シンポジウム (IOT 関連)
2022 年度第 1 回 (IOT 通算第 57 回) 研究会
- 2022/5/19 (Thu.) ~ 20 (Fri.) @ 軽井沢町中央公民館(予定,長野県) & オンライン (予定,「完全オンライン開催」に移行する可能性あり)
- IPSJ CSECとの合同開催、IEICE ICMとの連催。主幹は CSEC。
- 発表申込締切: 2022/3/15 (Tue.)
- 原稿提出締切: 2022/4/11 (Mon.)
マルチメディア、分散、協調とモバイル DICOMO 2022シンポジウム
- 2022/7/13 (Wed.) ~ 7/15 (Fri.)@花巻温泉ホテル千秋閣
- コロナ対策を行った上での現地開催を予定していますが、オンライン開催に変更になる場合があります。
- 論文概要申込締切: 2022/3/22 (Tue.)
- 論文受理通知: 2022/4 上旬
- カメラレディ原稿締切: 2022/5/23 (Mon.)
2022 年度第 2 回 (IOT 通算第 58 回) 研究会
- 2022/7/12 (Tue.) @ 函館
2022 年度第 3 回 (IOT 通算第 59 回) 研究会
- 2022/9/13 (Wed.) 〜 14 (Thu.)
- 後述のFIT2022内で開催予定
インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS2022)
- 日程: 2022 年 12 月 15 日 (木) 〜 16 日 (金) (予定)
- 場所: 百周年中村記念館 (九州工業大学 戸畑キャンパス) + オンライン (予定)
災害コミュニケーションシンポジウム (DCS2022)
- 日程: 2022/12/26 (Mon.) @ オンライン
2022 年度第 3 回 (IOT 通算第 60 回) 研究会
- 日程: 2023/3/15 (Wed.) 〜 17 (Fri.) (予定)
論文募集
論文誌トランザクションデジタルプラクティス特集号「本格的なDXを支えるためのインターネットと運用技術」特集
- 投稿締切: 2022/5/9 (Mon.)
論文誌「本格的なDXを支えるためのインターネットと運用技術」特集
- 投稿締切: 2022/5/16 (Mon)
今後の研究会関連イベント (IPSJ 関連)
第 21 回情報科学技術フォーラム (FIT2022)
- 2022/9/13 (Tue.) ~15 (Fri.) @慶應義塾大学 矢上キャンパス(神奈川県横浜市港北区日吉3丁目14-1)
推薦論文制度のお知らせ
研究会やシンポジウムで発表された優秀な論文の論文誌への投稿を促す制度で、6 ページ以上の論文 10 件に対して 1 件以内の論文が次年度 5 月頃に推薦されます。
著者のメリット
- 推薦論文であると明記される。
- 推薦文が掲載される。
- 採択率が高い。
- 推薦理由および論文化へのアドバイスがもらえる。
- アドバイスであり採録条件ではありません。
- 査読は通常と同様に行われ,必ずしも採録されるとは限りません。