情報処理学会により昭和 62 年 (1987 年) に創設された賞で、研究会およびシンポジウム発表論文の中から特に優秀な論文を選び、その発表者に授与されます。平成 6 年度から、故山下英男先生 (初代会長) から資金の寄贈をいただき、山下記念研究賞と改称されました。前年度の研究会およびシンポジウム発表論文のうち、優秀なものを選び、その発表者を、各研究会毎に毎年 1 編ないし 2 編以内選定する、とされています (情報処理学会山下記念研究賞のページより) 。
本ページでは IOT 研究会から推薦され、情報処理学会から賞を授与された方とその発表を記録しております。
受賞者リスト
年度ごとに、受賞者、所属、発表題目、発表研究会を以下のとおり掲載いたします (敬称略)。
2024年度
- 横山 尚弥 (北陸先端科学技術大学院大学) 「突発的なWebトラフィックの増減に適応するfuzzy entropyを用いたオートスケーリングシステム」 (DICOMO2023)
2023年度
- 空閑 洋平 (東京大学) 「遠隔会議システムの計測データを用いた広域ネットワーク品質計測」 (IOTS2022)
- 中村 遼 (東京大学) 「ECMPの拡張によるハードウェアロードバランサの提案」 (IOTS2022)
2022年度
- 松本 直樹 (京都大学) 「Capabilityモデルに基づくスマートホームデバイスのネットワークアクセス制御」 (DICOMO2021)
- 阿久津 賢宏 (東京農工大学) 「複数フルサービスリゾルバとDNS over TLS拡張による軽量なレコード検証手法」 (IOT56)
2021年度
- 真壁 徹 (北陸先端科学技術大学院大学) 「分散コンピューティング基盤における宣言的構成管理の適用可能性と論点」 (IOTS2020)
- 石原 知洋 (東京大学) 「教室でのオンライン講義受講のための無線接続環境評価」 (IOTS2020)
2020年度
- 安田 和磨 (京都産業大学) 「分散型MQTT Brokerを活用したコンホーネント選択手法の比較評価」 (IOTS2019)
- 坪内 佑樹 (さくらインターネット) 「Transtracer: 分散システムにおけるTCP/UDP通信の終端点の監視によるプロセス間依存関係の自動追跡」 (IOTS2019)
2019 年度
- 佐保 航輝 (大分大学) 「DNSシンクホールとハニーポットを用いた不正FQDNに対する通信観測システムの開発」 (IOT41)
- 嶋吉 隆夫 (九州大学) 「九州大学における要機密情報の保護方法に関する一考察」 (IOT44)
2018 年度
- 柏崎 礼生 (大阪大学) 「He loved the cloud, but the cloud did not love him」 (IOT37)
- 中村 豊 (九州工業大学) 「九州工業大学における情報セキュリティ対策の取り組みについて」 (IOTS2017)
2017 年度
- 松本 直人 (さくらインターネット) 「テレメトリングのためのRADIUSメッセージングの一考察」 (IOT33)
- 阿部 博 (株式会社IIJイノベーションインスティテュート/北陸先端科学技術大学院大学) 「イベントネットワークにおけるsyslogを用いた異常検知手法の提案と実データを用いた評価」 (IOTS2016)
2016 年度
- 佐藤 聡 (筑波大学) 「TLS/SSLプロトコルを対象とした汎用ハニーポットシステムの実装とHTTPSによる収集結果」(IOT29)
- 中村 麻奈美 (KDDI研究所) 「なぞり操作によるメール誤送信抑止手法の検討」 (IOT29)
2015 年度
- 齊藤 桂 (奈良先端科学技術大学院大学) 「Android端末を利用した乳幼児見守りシステム」 (IOTS2014)
- 近堂 徹 (広島大学) 「運用の効率化を目的としたネットワーク構成管理と自動設定の実現」 (IOT28)
2014 年度
- 大谷 誠 (佐賀大学) 「SAML連携を行うPAMに基づくSSO認証対応Webメールシステムの開発」 (IOT22)
- 松本 亮介 (京都大学) 「mod_mruby: スクリプト言語で高速かつ省メモリに拡張可能なWebサーバの機能拡張支援機構」 (IOTS2013)
2013 年度
- 石島 悌 (地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所) 「CPUクロック制御によるサーバのピークエネルギー消費削減の試み」 (IOT19)
- 清水 さや子 (京都大学, 東京海洋大学) 「一般カードを用いた認証システムにおけるハッシュ関数を用いたPINコード生成方式」 (IOTS2012)
2012 年度
- 鎌田 恵介 (広島大学) 「移動透過IPマルチキャストに対応するグローバルライブマイグレーションの設計と性能評価」 (IOTS2011)
- ガーダ (岡山大学) 「レイヤ3スイッチを用いた大規模なホワイトリストに対応可能な電子メール優先配送システム」 (IOT16)
2011 年度
- 齊藤 明紀 (鳥取環境大学) 「個人必携パソコンによる情報環境-鳥取環境大学の事例-」 (IOT9)
- 大野 浩之 (金沢大学) 「HoUZK/JP – 手作りUSB HID を用いたシステム管理支援,特殊入力装置作製,およびプレゼンテーション手法について」 (IOT12)
2010 年度
- 新 善文 (アラクサラネットワークス) 「Open Autonomic Networking (OAN) SDKを用いたネットワーク管理ツールへの応用」 (IOT6)
- 阿部 敏之 (大阪市立大学) 「集約Skip Graph: 効率的な集約クエリを実現するSkip Graph拡張の提案」 (IOTS2009)
2009 年度
- 相原 玲二 (広島大学) 「全教員に個別ファイアウォール機能を提供するキャンパスネットワークの構築」 (IOT2)
- 八木 貴之 (京都工芸繊維大学) 「目的環境に適合した最小パッケージ構成の自動構成システム」 (IOTS2008)