第11回分散システム/インターネット運用技術シンポジウム

第11回 分散システム/インターネット運用技術シンポジウム -ユーザから見たネットワークセキュリティ-


LAN/WANを基盤とした分散システムの重要性は近年ますます高まっており、その安全・確実な運用は重要な課題です。しかしながらネットワーク及び分散システムの運用・管理に対する要求や、解決すべき問題は広範囲にわたっています。ネットワークを運用する際に、最も大切なのはユーザの要求に応えることですが、近年、SPAMメールを始めとして、様々なウイルス、不正アクセス、情報漏えいなど、利用者を悩ませるセキュリティ関連の問題が多発しています。

こうした問題の発生を抑止し、被害を軽減し、適切な対応を行うためには、広範囲なネットワークの運用・管理技術を開発・適用する必要があります。そこで分散システム/インターネット運用技術研究会では、ネットワーク運用・管理者だけでなく、ユーザの視点をも含めて、ネットワークセキュリティに関連した問題を明確にし、今後の分散システム/インターネット運用・管理技術の開発・発展に寄与することを目的として、次に示すようなテーマに焦点を当て、シンポジウムを開催します。


日程 平成 18 年 11 月 23 日 (木)・ 11 月 24 日 (金)

会場 ハウステンボス・ユトレヒト第1会議室(長崎県佐世保市)

主催 情報処理学会 分散システム/インタネット運用技術研究会


プログラム 	

11月23日(木)
Opening 13:10~13:20

セッション1 13:20~14:20   座長 武蔵泰雄

(1) Floyd-Hoare論理を応用したVPN構築のための経路設定支援
善明晃由 (東芝 研究開発センター)

(2) ループを考慮したLayer2ネットワーク構成情報の推測アルゴリズムについて
河野 優,釜崎 正吾,大浦 昇,吉田 和幸 (大分大学)

セッション2  14:40~15:40  座長 山之上卓

(3) 教科「情報」の履修状況および情報リテラシに関する新入生アンケートの結果について
上原哲太郎, 池田心, 森幹彦, 喜多一 (京都大学)

(4) 大学における就職活動情報共有システム
田中俊輔, 藤村直美 (九州大学)

ハウステンボスの環境設備見学  16:00~17:00

懇親会 中の茶屋  18:30





11月24日(金)

セッション3  9:20~10:20  座長 吉田和幸

(6) リンクエミュレータの過渡特性の解析
三輪信介(情報通信研究機構),知念賢一(北陸先端科学技術大学院大学)

(7) ネットワークエミュレータによる大規模DHT性能評価手法の提案
加藤大志,神谷俊之 (NECインターネットシステム研究所)

セッション4  10:40~11:40

(8) 無線LAN環境におけるパケット認証を用いた通信効率の改善手法
岡山聖彦 (岡山大学), 谷渕陽祐 (岡山理科大学), 山井成良 (岡山大学)
木澤政雄 (岡山大学), 岡本卓爾 (岡山理科大学)

(9) throttlingを利用したscan攻撃抑制システム
吉田和幸, 南浩一 (大分大学)

セッション5  13:10~14:10  座長  上原哲太郎

(10) リコンフィギャラブルハードウェアによる高速トラフィックモニタの開発とその応用
安田 豊(京都産業大学), 高島 研也(ユーテン・ネットワークス株式会社)

(11) 攻撃の規則性認識を支援する攻撃量時系列変化比較対照表示システム
三鑰達真, 大野泰宏, 吉田和幸(大分大学)

セッション6 14:30~15:30   座長  坂下秀

(12) A Threat of AAAA Resource Record-based DNS Query Traffic
武藏泰雄, 松葉龍一, 杉谷賢一(熊本大学)

(13) メールゲートウェイの負荷分散によるspam対策について
三原槙仁, 吉田和幸(大分大学)

クロージング 15:30~15:40

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