第 13 回 インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS2020) 開催報告

2020/12/3 (Thu)〜 4 (Fri) にオンラインで開催された第 13 回インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS2020) の開催報告および論文募集、今後のイベント予定などを以下にまとめてお知らせします。

IOTS2020 開催報告

今回のシンポジウムは、当初は京都府京都市の京都大学で開催される予定でしたが、COVID-19 の現状を鑑み、IOTS2020 もオンラインで開催することとなりました。口頭発表は 12 件、ポスター発表は 14 件集まり (口頭・ポスターともに査読あり)、奈良市 CIO である中村眞氏による招待講演や株式会社 Fusic 様によるオンライン展示システム OTS を用いた企業展示など、例年以上に盛り沢山な内容となりました。

これまでの研究会でオンライン開催はございましたが、協賛企業の展示やポスターセッションをオンラインで開催することは初めてのことであり、オンライン展示プラットフォームとしてのOTSへの来場者の評価はおおむね好評でした。とはいえやはり展示にせよポスターにせよ「来場者に来てもらう」という点ではオンラインならではの課題が浮き彫りになりました。物理世界では当然だった「ふらっと立ち寄る」といった接触や、展示側からの積極的な呼び込みをどう解決するかは今後の課題と言えましょう。

シンポジウムではお馴染みの企業協賛による冠賞として、今年はアラクサラネットワークス株式会社様と株式会社シー・オー・コンヴ様がスポンサーとして名乗りをあげて下さいました。また 20 社の企業様からのご協賛をいただき、前述の OTS を用いた企業展示も盛況となりました。参加者は、Day 1 が 81 名、Day 2 が 79 名で 2 日合算で 147 名 (一般参加 95 名) でした。ご参加いただきました皆様、ご協賛頂きました皆様、ありがとうございます。

最後となりますが PC 長を務めていただきました佐賀大学の大谷誠様、LA 長の中村素典様、ならびに企業展示担当長の三島和宏様には多大なご協力をいただきました。オンサイト開催かオンライン開催かの検討も含めて様々な紆余曲折のあった本シンポジウムですが、この場を借りて心から御礼を申し上げます。

今後の研究会・シンポジウム (IOT 関連)

第 10 回災害コミュニケーションシンポジウム

  • 2020/12/25 (Fri) @オンライン

IOT52 (IOT/IA/SITE 合同研究会)

  • 2021/3/1 (Mon) 〜2 (Tue) @立命館大学衣笠キャンパス
  • 投稿〆切: 2021/1/7 (Thu)

IOT53 (CSEC/ICM 合同研究会)

  • 2021/5/13 (Thu) 〜14 (Fri) @JA長野ビル

IOT54

  • 2021/7 @小倉方面(予定)

IOT55 (SPT との合同開催)

  • 2021/9 @未定

IOTS2021

  • 2021/11/25 (Thu) 〜26 (Fri) @仙台方面

論文募集

トランザクションデジタルプラクティスIOT特集号「快適な運用管理を支えるインターネットと運用技術」

  • 投稿〆切: 2020/12/18 (Fri) 17:00

今後の研究会関連イベント (IPSJ 関連)

情報処理学会第 83 回全国大会

  • 2021/3/18 (Thu) 〜20 (Sat) @オンライン

推薦論文制度のお知らせ

研究会やシンポジウムで発表された優秀な論文の論文誌への投稿を促す制度で、6 ページ以上の論文 10 件に対して 1 件以内の論文が次年度 5 月頃に推薦されます。

著者のメリット

  • 推薦論文であると明記される。
  • 推薦文が掲載される。
  • 採択率が高い。
  • 推薦理由および論文化へのアドバイスがもらえる。

アドバイスであり採録条件ではありません。査読は通常と同様に行われ、必ずしも採録されるとは限りません。