第3回 インターネットと運用技術シンポジウム(IOTS2010)開催案内

開催趣旨,テーマ,日程,主催,後援など

開催趣旨

 コンピュータの高性能化やネットワークの高速化により、ネットワークサービスの多様化や高機能化が実現可能となりました。さらに近年の仮想化技術の進展は、大規模かつダイナミックな計算資源を提供する商用クラウドサービスへと発展しつつあります。
 クラウドサービスはその効率性や柔軟性から注目を集めていますが、その一方で重要情報の取扱い方法や情報漏洩対策、システム障害時の対応や移行のしやすさなど、セキュリティ面や運用面での信頼性、すなわちディペンダビリティの課題が指摘されています。これに対して、インターネット上ではなく、組織内にクラウドを構築するプライベートクラウドも登場していますが、コスト面を含めた総合的な視点からの、従来のシステム構築・運用手法に対する優位性は必ずしも明確にはなっていません。
 このような状況を踏まえて、本シンポジウムでは、コンピュータシステムやネットワークシステム、マネジメントシステムのように“システム”を広義に捉え、ディペンダブルなシステムとは何か?を考えます。新しいシステム構築手法からISMS(*1)認証の取得やRFP(*2)、SLA(*3)の作成などの運用管理手法まで、最新の動向や先行する組織の取り組み事例の研究を通して、今後のネットワークサービスの展開と高度化に寄与することを目指します。
 (*1) ISMS:Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)
 (*2) RFP:Request For Proposal(提案依頼書)
 (*3) SLA:Service Level Agreement(サービス品質合意書)

テーマ

~ディペンダブルなシステムの構築を目指して~をメインテーマに、以下のような内容を扱います。
 (1) クラウドを支える仮想化システムの運用管理技術
 (2) 高信頼なネットワークサービスの構築運用技術
 (3) 事業継続性を実現する運用管理手順の構築手法
 (4) 新しいコンピュータシステムの構築運用技術
 (5) P2P,GRID,ファイル共有などの資源共有技術
 (6) トラフィック解析,負荷分散技術,IX運用技術

日程

平成22年12月2日(木)・3日(金)  開催日が変更になりました

会場

山口ケーブルビジョン(山口県山口市)

 〒753-8538山口市中園町7-40

 TEL:083-934-1234 FAX:083-924-2484

http://www.c-able.co.jp/access.html

主催

情報処理学会 インターネットと運用技術(IOT)研究会

後援

国立大学法人情報系センター協議会 ISMS研究会
山口大学 大学情報機構 メディア基盤センター