開催趣旨,テーマ,日程,主催,後援など
開催趣旨
コンピュータの高性能化やネットワークの高速化により、ネットワークサービスの多様化や高機能化が実現可能となりました。さらに近年の仮想化技術の進展は、大規模かつダイナミックな計算資源を提供する商用クラウドサービスへと発展しつつあります。
クラウドサービスはその効率性や柔軟性から注目を集めていますが、その一方で重要情報の取扱い方法や情報漏洩対策、システム障害時の対応や移行のしやすさなど、セキュリティ面や運用面での信頼性、すなわちディペンダビリティの課題が指摘されています。これに対して、インターネット上ではなく、組織内にクラウドを構築するプライベートクラウドも登場していますが、コスト面を含めた総合的な視点からの、従来のシステム構築・運用手法に対する優位性は必ずしも明確にはなっていません。
このような状況を踏まえて、本シンポジウムでは、コンピュータシステムやネットワークシステム、マネジメントシステムのように“システム”を広義に捉え、ディペンダブルなシステムとは何か?を考えます。新しいシステム構築手法からISMS(*1)認証の取得やRFP(*2)、SLA(*3)の作成などの運用管理手法まで、最新の動向や先行する組織の取り組み事例の研究を通して、今後のネットワークサービスの展開と高度化に寄与することを目指します。
(*1) ISMS:Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)
(*2) RFP:Request For Proposal(提案依頼書)
(*3) SLA:Service Level Agreement(サービス品質合意書)
テーマ
~ディペンダブルなシステムの構築を目指して~をメインテーマに、以下のような内容を扱います。
(1) クラウドを支える仮想化システムの運用管理技術
(2) 高信頼なネットワークサービスの構築運用技術
(3) 事業継続性を実現する運用管理手順の構築手法
(4) 新しいコンピュータシステムの構築運用技術
(5) P2P,GRID,ファイル共有などの資源共有技術
(6) トラフィック解析,負荷分散技術,IX運用技術
日程
平成22年12月2日(木)・3日(金) 開催日が変更になりました
会場
山口ケーブルビジョン(山口県山口市)
〒753-8538山口市中園町7-40
TEL:083-934-1234 FAX:083-924-2484
http://www.c-able.co.jp/access.html